明日1月27日(水)より2月8日(月)までの12日間(火曜休館)、東京新宿区のリコーイメージングスクエア新宿におきまして私の古くからの写真仲間の黒沢富雄さんによる写真展が開催されます。もう相当昔になりますが当時共に所属していたアマチュア写真家組織で知り合いになり、私が独立し写真店の経営時にはよくお店に顔を見せに来てくれました。
実はもうそれ以来といいますか10数年お会いしておりませんで相当にご無沙汰な訳ですが、今日よく見る写真情報サイトを覗いておりましたところ偶然にも名前をお見かけしました。最初は同姓同名の方ではないかと勘繰りもしましたが、作者のプロフィール欄を確認して確信に至りました。
別にご本人に連絡して直に会って話をしてからここに掲載した訳ではなく私が勝手にリークしているに過ぎません。叱られるとは思いませんしむしろ宣伝に一役買って出ようという思いからこの記事を書いております。
茨城県内陸を流れる久慈川のある地点(茨城県北部)にさしかかると突如シガ(氷花)という氷の結晶がシャーベット状になって川を下る風景のそのスケールに出会えます。以前に私も実際見た時の驚きは今も忘れませんが、彼は十数年かけてその最たる現象を捉え続けていたのかと思うと流石というしありません。
私の撮影スタイルとは全く真逆でして、ちょっくら1週間ほど回遊してパチパチと通りすがりでシャッターを切ってくる私など足元にも及びませんが、シガ(氷花)にそれほどの思い入れがあったとは今の今まで知りませんでした。マイナス5度以下の冷え込む朝が数日間ほど続くような寒冷気候になるや現れるシガなのだそうですが、白鳥の写真と同様に、相当朝早いうちに現場入りしていないと写って来ない被写体を切り取る持続力、忍耐、情熱にはまさに脱帽です。
本来写真家とは専門であればそれが当たり前なんでしょう。
このブログを見に来られている方の中には極めてご近所の方も多いかと思いますので、写真展会場に足を運ばれては如何でしょうか。以下詳細。
黒沢富雄写真展「久慈川の氷花」写真展
・会場:リコーイメージングスクエア新宿
・住所:東京都新宿区西新宿1-25-1新宿センタービルMB(中地下1階)
・会期:2016年1月27日水曜日~2016年2月8日月曜日
・時間:10時30分~18時30分(最終日16時まで)
・休館:火曜日
・入場:無料
経歴
1950年 茨城県常陸大宮市生まれ(旧大宮町)
1972年 東京写真専門学校中退(現東京ビジュアルアーツ)
1974年 日本写植研究所卒業
1996年 黒沢写真工房設立
2001年 読売文化センター講師
2010年 水戸駅エクセルカルチャーセンター講師
現 在 日本写真家協会会員 日本写真協会会員 黒沢写真塾講師
活動
1995年 「花火-光のファンタジー」
1999年 「ファイャーワーク」
2008年 「ファイャーフラワーズ・パートIII」
2012年 「東日本大震災・あの時を忘れない」
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