もののけが目覚める

関東地方一円ではここ最近 夏日を記録する日が多くなってきましたが、みなさんのお宅では如何でしょうか。ここ茨城県笠間市も今日は朝から強い日差しが照りつけるまさに夏日(25度以上)になっています。今このブログを書いている部屋では、まだエアコンをかけるほどの室温ではありませんが背中側に位置する2軒余のサッシは全開にしてある状態です。デスクは西側の壁際なので今のところ蒸し暑さは感じません。

世間一般に私も歳のせいでしょうか、このところ健康を少なからず意識するようになり毎夕食後などにおおよそ30分ほどかけての軽いウォーキングを心がけるようになりました。トレーニングというまでもないやや早歩き程度なのですが、帰ってくる頃にはことさら疲労します。距離にすると概ね3kmほどになるのですが、昨年12月9日から始めてかれこれ半年近く続けている計算になります。

おかげさまで現時点で8キロ強の減量に成功、幾分かお腹も凹んで高かった血糖値やヘモグロビンも緩やかに降下中で可なりいい感じに来ています。摂取量を抑制するなどもちろん食事にも注意を払っています。

そのウォーキングをしている最中なのですが、少し気になる事があります。初夏の入り口に入って気温が上昇してきたせいでしょうか、田植え間近の水を敷いた田んぼの脇を通れば、あのけたたましく鳴り響くアマガエルの大群とも思える大合唱の音の渦に思いの外包まれます。都心では到底味わえない自然が織りなす大公害と言っていいでしょう。

「今の時期、こんなにまとまって鳴くなんて珍しいな。」

歩く道路で何度も目につくのはモゾモゾ移動する毛むくじゃらの蛾の幼虫。家に帰れば階段の壁に体長5センチ近くにまで成長したゲジゲジ虫がスルスルうごめき、何しろそこらじゅうから大なり小なりありとあらゆる虫たちがそこ此処と驚くほど大量に這い出し始めているのです。

ここまでは毎年5月にもなれば何処の場所でも大概見かけるそれなりの光景ではないかと思う人もいるでしょうが、実は朝の愛犬との散歩でも気になる事がありました。それは周辺を行き来している野鳥の数です。普段の散歩コースは田んぼと畑に囲まれた木々の少ない幅4メートルほどの舗装道路で殆ど自動車とは行き合わない閑静な場所。だからでしょうか、多くの野鳥が住処兼食事、はたまた恋の舞台に子育てと盛んに共存しています。

スズメ、ウグイス、ホオジロ、セキレイ、キジ、ヒバリ、コサギ、アオサギ、ゴイザギ、ハシボソガラス、ムクドリ、マヒワ、シジュウカラ、コゲラ、ヒヨドリ、ツグミ、モズ、カワセミ、チドリ、コジュケイ、マガモ、カワウ、キジバト。耳をそば立てて目を凝らせばまだまだたくさんの鳥たちと出会えるとは思いますが、この狭い範囲に可なりの種類が生息している事は間違いありません。

ただ、前出の『数』が例年に比べて異常なほど多いのです。ヒバリに関して言えば通年1〜2羽ほどが半径200〜300メートル内に確認できれば十分だったのですが、畑一区画(一反部)に3〜5羽ほども群れてテリトリー確保に加えメス争いまでやっている始末。キジの数も半端なくそこら中のエリアで鳴くオスの声からすると半径1キロメートル内に少なくとも10羽ほどは居ると視ていいでしょう。

これは異常な感じです。ここ数年地球の気象の変化度は著しいと聞きますし、オゾン層の破壊から始まって、大型ハリケーンの頻発、海遊の混乱から海洋生物が種を問わず大量死する事象など世界中からは今も多くの異常現象が報告されています。

日本国内でも先日大量のイルカの群れが茨城県内の浜に打ち上げられたというニュースが話題になりましたが、西日本(特に四国地域)では致死性病原体を媒介するマダニが大量発生して男性一人が死亡。隣接県に注意喚起もあったところです。

今後更に気温が上昇する中で、今年の夏あたりをピークに何か途方もない自然現象が発生するように感じてならない訳です。地球を身体に例えるならば我々人類は一つの細胞にも満たない極小生物に過ぎません。もしかすると細胞を構成する根本物質よりも小さい筈です。地球規模(内部含む)で些細な何かが起こってもその薄皮の上に暮らす我々極小生命体など吹けば飛ぶようなものであり、事態が深刻であれば一瞬で滅亡してしまう事でしょう。

もののけが目覚める時、それは自然からの警告なのか。Xデイはもうすぐそこまで迫っているのかも知れないとついつい妄想してしまう今日この頃です。

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写真家・CGクリエーター:石関ハジメ


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