以前、写真店での修業時代に、店の先輩から勧められて新聞社後援による全国規模のアマチュア写真組織に加盟しグループ活動をしていた時期があります。その組織は今も全国にあって、その1支部に入った訳ですが、皆さんの中にもそんな経験をされて今まさに現役で続行中という方も居られるのではないでしょうか。
組織を退会してからもうかれこれ十数年前ほどになりますが、年間を通して当時の主な活動と言えばまず毎月行われる例会で各人が自らの作品を持ち寄り順位を決めるという恒例行事がありました。その月に一位になった作品は数ヶ月後にその後援する新聞社が地方版の紙面に写真を掲載してくれるという特典があり、更に年末の忘年会と並行して年度賞が発表され最優秀会員には記念のトロフィーや盾に加えて結構豪華な商品がもらえるのです。
毎年恒例のグループ展をはじめ撮影会や写真関連メーカーも絡めた写真技術講習会が年に1〜3度ほど先生なる講師の作家さんを招いてそれなりの規模で開催していました。そこに於いてもコンテストが催されてその争奪戦が繰り広げられる面白さは何とも言えぬ写真冥利に尽きるといいますか、腕試しといいますか何しろ夢中でやっていました。
勿論撮影された作品はプリントにして提出する訳ですが、当時私はモノクロの自家処理に凝っていた事からカラー主体の催し以外は比較的白黒作品でのチャレンジが多かったように思います。20枚ほどを繋いだ組み写真を応募する事も多かったと記憶しておりますが、今となってはもはや過去の産物であり、あの暗くて臭い暗室作業に戻る事は無いでしょう。
一旦デジタル写真にハマると、手間と費用やらを考えれば特別必要が発生しない限り難しいとは思います。
私自身、今は仕事一辺倒になってしまい作品制作いわゆる作家活動を封印しているのが現状ではありますが、本日ある情報サイトで作品用に最適なプリントサービスの記事が載っていたので、ご紹介したいと思います。

『クリエイトWebオーダーサービス』サイトヘリンクプロラボで有名なクリエイトという会社で『Dプリント』サービスを開始したという呼びかけです。通常プリントを依頼する場合は近隣にある写真屋さんを介してラボ屋さんで仕上げるのが定番です。
作品用となるとそれなりに依頼する側も頼まれる側も結構神経を使う厄介なプリントになる訳で、サービスサイズでのやっつけ的な仕上げも困りますが、やれ費用と時間は掛かるわ明確な指示も必須条件だわ、更に焼き直しも頻繁に起こりうる高度な作業であるため、アマチュアカメラマンの利用はこれまで特定のごく僅かな人たちに限られていました。
それをネットで注文を受け付けようと言うのが今回のサービスで、お手軽感も然ることながら可成りの熟練プリントマンが常駐しているらしくハイレベルの仕上げが期待出来そうです。サイズは六切〜全倍まで可能で、料金は若干の内容(印画紙の面質)などから¥1114〜¥1万7988(税込み)が選べます。マット、グロッシー、クリスタルタイプが用意され送料は一律¥540税込みとの事です。より豪華な仕上げを追求したい方にはおススメでしょう。
銀行や郵便局での事前支払いの面倒な手間も無く代引きとクレジット決済が可能というのも嬉しい限りです。都内もしくは大都市圏ではクリエイト直営店への持ち込みも出来るようですが、私のように地方の片田舎で暮らしている者にとって出向く事は難しく必然的にネットが有効といえます。
今日あたりは都心でも桜が満開になっている事から、いよいよ作品制作も本番です。大型コンテストやらに一丁トライしては如何でしょうか。
クリエイトWebオーダーサービス
http://www.prolab-create.jp/products/web_mail/index.html
コメント