今朝はどんよりとした曇り空の下、家の前の舗装道路も雨に濡れています。今現在は止んでいますがこの地域は予報でお昼頃から再び雨が降る模様です。しかし気温はそれほど低くないのか薄いセーター一枚羽織っていれば過ごせるくらいの気温なので、むしろ清々しささえ感じます。
今年の彼岸入りは3月18日だそうですが、隣町にある先祖代々のお墓を早速お参りしてきました。花を手向けて水を掛けてといつもと同じ一通りを済ませて帰宅すると、玄関のポストに不在通知書を発見しました。
「あれ?宅配便来てたんだ。」
数日前にアマゾンで注文を入れていたミニコンポセットとスピーカー設置用の天井吊り金具(ブラケット)計2点の積み荷を示す記載があり、参ったなあ〜と一言ぼそり。
後に受け取ったのは既に夕刻だった事から、開封はしたものの中身を軽くチェックするだけでセッティングは明日に持ち越す事にしました。実はモノが到着する前に事前準備がありました。(以下参照)

ブラケットに取り付ける専用のネジ穴が無い製品(スピーカー)に直接ネジを切って固定する人も中には居られるかも知れませんが、個人的にそれは余りにも耐えられないので、まずは木枠でスピーカーを固定してその板部分にブラケットをネジ付けしようと思い立ち、まともにDIYとは言えないまでも即席でそれなりの器具を作ってみました。
近くのホームセンターで必要パーツを見繕って掛かった予算は2セット分で僅か¥1057税込みという画期的な低コストで仕上げる事に成功。当初は上下の板にペイントも考えましたが、そこまでのこだわりは無かった様です。両端のネジ棒の間隔は挟むスピーカーのヨコ幅18センチまでを許容範囲としたのですが、やや高級タイプ(ケンブリッジオーディオやダリ、ワーフェデール、JBL等々)の小型スピーカーに将来的に交換した場合も考慮して設定しています。
ただ、スピーカーを高級にしたらレシーバー側共も総入れ替えになるでしょうから、交換時期が当分先になる事は明白です。きっと総額で6〜7万ほどはみるべきでしょう。
さて、いよいよスピーカーの取り付けに入ります。と、その前に今回購入したミニコンポをご紹介いたします。

パイオニアから2014年10月下旬に発売されたXーEM12。ここしばらくで言えばミニコンポで比較的直近の製品でその割に驚くほどの低価格で販売されていました。アマゾン価格¥9370税込みとは驚きです。そして同時購入したスピーカー吊り金具(ブラケット)は既製品の中でも破格の¥2370税込みという訳で、今回は結構節約(ドケチ)気味でまとめています。
少し前の今ブログでは、デノン製の三万円程度を狙っていると書いていましたが、よくよく考えてみるとそれほど音への執着はなく自分に見栄を張っても仕様がないので、現実的に『何処まで求めるか』が決め手になった次第です。

スピーカーのセッティングに戻りましょう。手製の固定器具にスピーカーをはめ込んで上下の板と本体の間に予め適度にカットした滑り止めネットを挟み込み左右下部のクランプで締め付け、吊り金具は板上部の中心にしっかりとネジ止めします。次に天井の桟の十字箇所を探ってフック部分を同様に強度を確認しながらやや長めのネジ4本でしっかりと固定してからスピーカー部をフックのギア部に噛ませてボルトで固定していきます。

最後に実際の視聴位置(頭部)にスピーカーの角度を調整して出来上がりです。前回書きましたが、就寝する直前に静かな曲を聴きたいというのが主な目的でしたので、寝床に横になった状態に最適な角度が付けられています。ソファーや椅子に掛けて聞くのではなく身体が真上に向いた状態であるというのがミソです。寝るという究極のリラックス状態で上部からの音源を視聴するという方式を実践されている方は殆ど居ないかも知れません。
両サイドのスピーカーが共に顔の正面を向くように調整してあるので、音の定位がハッキリとれますし、左右2メートル強間を空けてあるので左右への音の広がりも抜群です。レシーバー本体には低価格にも関わらず五つのイコライザー設定(フラット、ロック、クラシック、ポップ、ジャズ)が可能で、特にロックに切り替えるとまるでフォトショのアンシャープマスクを掛けたかのようないわゆる高中低音のメリハリを極めて明確に聞き分ける事が出来ました。

フルレンジ10センチコーン内蔵の有効出力が18Wのスピーカーと同15W+15Wレシーバー双方のバランスがとても良好な印象を受けました。購入してひとまずは満足しているところです。正直数万円クラスの高級品と比べていないので何とも言えませんが、買って損はなく万人受けするレベルではあります。
私が設定している理想的なボリューム位置は、最大が30ほどある中で7〜10です。6以下だと音の細部が若干聞こえ難くなる様ですが、10を超えると近所迷惑になるくらいに私的にはパワフルです。音割れやびびり感は全くなく、むしろ上げるほど音に重厚感が増しプレーヤーの実像感さえ覚えます。USBメモリーも試してみましたが、残念ながらMP3とWMAver9以前(ビットレートやや低め)ファイルのみ対応のようで高音質のWAVは認識しませんでした。
チューナーはFMのみなのですが、95メガヘルツまで選局出来るので将来性があります。ただしいささか内蔵アンテナ(1・5メートルほど)が短すぎるように思いました。窓枠上部まで伸びればもっと受信感度が高められるのですが...。
上述の通りCDの音色は非常にいいのですが、ダウンロードで入手したデータから別焼きしたいわゆるCD-R(W)の場合、若干の擦り傷等が原因と思われますが、時々音飛びする事がありました。今のところ販売された一般的な音楽CD製品では多少の傷でも問題ない様です。また、以前から気になっていたピックアップの読み取り時に発生するキュルキュル音はごく僅かに聞こえるくらいでこちらも許容内でした。
それでは今から、身も心も包み込まれる極上の音のさざ波に浸りたいと思います。
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