今後どう変わる「ストックフォト」

→2016.6.8付_ストックフォト現状最新版『為になるシェア第六弾。『トップクラスのストックフォト参加者が驚きの収入を公開!』はこちら。

先日国内の中堅フォトエージェンシーのフォトバンク横浜がサイトの閉鎖を告知しました。確か6月20日終了だったと思います。勿論私も数年来作品を預け入れていた比較的信頼のおける代理店だったので、まさかという感じで驚くばかりです。その以前にやはり契約していた老舗のアイピーエスが事業を停止するなど、ここ数年は思いもよらない有名ストックフォト販売所の閉店ショックが相次いでいる状況なのです。

長く尾を引くデフレという不景気風に遂に耐え切れなくなった事の中には言うまでもなく販売価格の下落崩壊と大手ライバル会社へのお客の一極集中、価格破壊の原因を作ったであろうアマチュア画像専門店を謳うマイクロストック集団の出現はその主因であったに違いありませんが、しかしそのマイクロストックですが意外に踏ん張って利益を出しているようで、ストック業界での一つのビジネスモデルとして君臨する成功組もちらほら出てきているようです。

いずれにしても次の一手を考えていく自助努力は常に大切な事なのですが、潰れていく負け組は果たしてサボっていたのかと言うとそうでもないと私は考えます。しかし結果駄目になるのですからビジネスを継続していくというのは実に難しい代物なのですね。

面白いのはマイクロストックです。取りあえず何でもいいから素人のアマチュアを募って使えそうな画像を片っ端に集めて店頭(サイト)に並べます。経営サイドでは幾ばくかの投資は余儀なくされますが、まず経営者本人を含むプロの作家集団を構成して、今イケそうなテーマ(被写体)をアマチュア画像の中にさり気なくぶち込んでいきます。

基本的にそれこそが会社の収益を一気に高見に導くといっても良いのでしょう。得た利益はモデル管理や拠点になるスタジオ維持に潤沢に使われて、直近のスタッフ(経営陣)には高額なギャラが支払われているかも知れません。

全体としてはスタッフ(プロ集団)の稼ぎが50%に対してアマチュア画像の在庫数が数百万枚で同50%と私は視ていますがどうでしょう?なので契約しているアマチュア作家一人当たりの稼ぎなど微々たるもので、月平均で数万円と聞きますが現実では殆どの人が数百円から数千円止まりでしょう。

このビジネスは契約者当人が元々アマチュアであるスタンスを自覚しているので低売り上げでも文句一つ言わないところがミソです。ほんの少しの売り上げがまるでコンテストにでも入選した気分にさせているのでしょうか?

売値が余りにも低価格なので仕方ありませんが、それでもこのシステムが上手く軌道にさえ乗れば経営側は間違いなくウハウハになります。だからビジネスモデルになり得る訳で成功者が出ても来るのです。ただ反面、既存のエージェンシーは上述のように、その犠牲を被る羽目になり一社また一社と消えていくという悪循環市場を容赦なくもたらします。

このような話しは相当前にもこのブログで何度となく書いた記憶がありますが、今回のPBY(フォトバンク横浜)の失脚で悔しい気持ちが再燃したのかといいますとそうでもないんです。

その連鎖からまさに我が身を按じているといった方が正直な今の気持ちです。一昨年初頭は14社契約を取り付けていた中で今実際に画像が売れて利益が出ている会社は何と僅か3社だけです。きっと他の9社(既に2社消失)も後を追う形で市場から消えていくのではないか、そうでなくとも殆ど機能しないであろうと予想しています。

中には現時点で契約作家に売り上げ報告をせずに会社の利益として搾取して、どうにか生きながらえる個人事務所があるかも知れませんし、会社を表向き潰しても影で裏サイトを運営して営業を継続している事だって考えられます。ロイヤリティフリー商品がためにコピー商品も氾濫してしまう恐れは常に付きまといます。一度預けてしまったデータに関して、残念ながらこちらからは調べる手立ては全く無いのです。

どんな業界でもそうですが、「便利とは裏腹に実に困った世の中になった」と寂しくぼやくしかないのです。

今後のストックフォトでは安売りが増々応化するだろうし低価格で高品質になり、他の企業を買収したり吸収したりして売る為の最新システムを手中に収めて更なる一極化が進んでいくと同時に、売れる画像や動画を大量にストックしている恵まれたほんの一握りの選ばれし契約作家だけがそれでも高々年収4〜5百万円程度に甘んじている、そんな未来が浮かびます。

高倍率ズーム用の手ぶれ補正アイテムを考案してみた

久々になります。普段気になって書く事も少ないのでこんなペース配分でいいかなと思っています。

ところで最近、季節イメージの素材撮影をしていて常に付きまとう困った事に「手ぶれ」があります。皆さんも結構手ブレる事ってあると思いますが、これが趣味であろうがビジネスであろうがおかまい無く起こる厄介な現象と言えますが、これぞという仕留めた感が高揚している時ほど発生して来るから参ったものなのです。

既に撮り直しも効かない一発勝負何かもありますし、はたまた後で気づいて現場に戻って撮り直すも決して同じに写ってくれないのも事実なのです。各メーカーでは最近「手ぶれ補正内蔵」なる製品を多く発売はしているもののその効果はケースバイケースで、極度の低速シャッター時や焦点距離が300㍉以上の望遠レンズ等ではその威力を遺憾なく発揮してくれているとは思えません。

特にAPSタイプのカメラに重宝する広域焦点をカバーする高倍率ズームレンズでは広角〜望遠側に違和感無くズーミング出来る関係でブレに対する危機感が甘くなって、ついつい手ぶれ率が上がってしまうのは勿論、カメラ側ピント位置の感知精度についてもヘリコイドの移動幅が単焦点レンズに比べて極端に短い為に、ややピントが甘くなるケースも多いと思っています。

それが重複する形で二重線的なブレとピントの山が甘い画像が頻繁に起こっているのでしょうから、「これってもっと何とかならないか」という事に行き着くのはもはや必然と言っていいでしょう。

手ぶれ軽減ヘッドサポーター

そこで一つ考案してみたアイテムをご紹介したく今回ブログ投稿してみたという訳です。画像がそのプロトタイプですが、実際のリアル製品は存在しません。あくまで3DCGで作り上げたのみです。

この手の従来からある手ぶれ軽減サポーターの多くはカメラ底部の三脚座に取り付けてベルトで首に掛けるものや胸元から一脚のように突っ張るタイプ、同様に三脚の足に固定して利用するといった類いだったと思いますが、仮に手持ち優先で身軽に持ち歩く場合は三脚は御法度という事になりますし、胸や首にセットするタイプではレンズの焦点距離(筐体の長さ)に合わせて調整も面倒ではないかと思うのです。

自身も経験していますが、その割にブレが解消されていなかったりします。価格が安価なのでついつい購入してしまいますが、結果オーライとは行かないようです。この「手ぶれ軽減ヘッドアシスター」(仮称)なるアイテムの良いところは鼻と頭と顔に引き寄せる手のグリップ力の三点で固定する仕組みになっているのが特徴です。

まず高倍率ズームの筐体に先端を固定します。最初に鼻の位置と頭の頂点の一番安定する場所に軸の位置を調整して、あとはやや頭側に圧を掛ける感じでカメラを顔に押し付けてシャッターを切るだけです。実際にモノが在って実験した訳ではないので実証は出来ませんが、イメージとしては可成り安定するのではないか、ヨコ揺れなどが解消されるのではないかと考えられます。

軽量コンパクトの特性から持ち歩いても違和感がそれほど無く変に目立たず、アイテムが既にレンズに固定されている事から素早い速写性も得られる筈です。デザインおよび強度、タテ位置へのワンタッチ切り替えやレンズ筐体へのスムーズな着脱方法等課題も残りますが、それはそれで何処かのメーカーさんの何方かがキチンとした製品へのヒントとして昇華して頂ける事を切に希望します。

是非ご検討ください。


ご来場者

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写真家・CGクリエーター:石関ハジメ

Author:写真家・CGクリエーター:石関ハジメ

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