キャプションシートの編集は大変です

今日も今日とて、黙々と作業中です。前回は晴れてCG作品の完成をお伝えしたばかりですが、その後続けざまに今度は昨年秋に東北を取材してきた珠玉の錦絵画像の編集に取りかかっております。と言っても、改めて画像を拡大チェックしてみると残念な事にブレボケショットのオンパレードなんです。

普段から手持ちでスナップショット的に撮るスタイルなのですが、サブショットを数回繰り返してフォローしたにも関わらず全滅するカットが今回は富みに多い事に我ながら驚かされています。三脚をしっかり使っていれば助かった筈と思いながらも、何せ時間に追われる身?なので俊敏に一日を移動しながらこなして行く事についつい重点を置いてしまうのです。

因に私の場合は三脚を使ったとしてもピンぼけはしょっちゅう起こしています。

撮影1500カット強から大まかなセレクトで500点余り残した中で今回、実際に画像素材として製品化出来るのが僅かに341点でした。除外中には二度と撮れないようなベストショット(チャンス)もあっただけに実に悔やまれます。

今思えば、悪条件下とは言え「よくもまあこんなスローシャッターで切れたな」というぐらい低速度撮影が多かったように感じます。勿論レンズ内手ぶれ補正機能を併用しているのですが、それを良い事に酷い時は手持ちで20分の1秒〜1秒なんて冒険もありました。

あと、レンズを極力1本でテキパキこなしたいが為に広角〜中望遠までが一本で済む高倍率ズームを多用していた事も失敗の一要因だったかも知れません。画像周辺は像が流れますし開放値が暗い、ピントリングが華奢で滑らかさに欠けます。

特に距離メモリの回転幅が5m表示辺りから無限域まで僅かなので微妙なマニュアルフォーカス使用でのピントの山が掴みにくい事が上げられます。これはどのメーカーでも言える事で、その辺りを改善してもらえると嬉しいのですが、幾分高価な商品を選べば理想的なレンズもあるとは思います。

ところで皆さんはどうでしょう、オートフォーカス機能は確実なピント合わせをしてくれますか?私のカメラ(レンズ)はいい加減外れます。なので嫌でもマニュアルになってしまう。ミスの連発を止めたい!それが私の今の心境です。

あくまで風景撮影時の心得としまして失敗を極力なくすには、まず第一に、がっちりした三脚(雲台)を利用して時間を惜しまずじっくり構えてシャッターを切る。そして第二に、携帯するレンズはなるべく高性能な広角系、標準系、望遠系のズーム3本を用意し状況に合わせて使い分ける。三つ目、スローシャッター時は極力ミラーをアップしてからセルフタイマーを2秒後設定にしてレリーズする。余り絞りの数値を上げ過ぎると色ズレの発生やピントが甘くなる傾向があるのでこちらも注意しましょう。

「ハイ分かりました」

そんなこんなで本日画像の方の編集が終了し、続いて預け入れする為のキャプションシート編集に取りかかっているところです。CG作品の場合は画像タイトルだけで済みますが、屋外での実写となると主に風景の場合は、撮影日時や場所、被写体自体の詳細など多くの書き込みが必要になります。なので撮影現場では必ず日時や付随情報をその都度メモるよう心がけています。でないと編集時にグーグルマップを拡大して目を皿のようにして振り回しかねません。


こんなに苦労しているのですから代理店さんには沢山預かって頂き是非とも売れて欲しいです。


新作遂に完成に至る!

ここ一ヶ月超掛けて制作してきましたCG画像素材が昨日、遂に完成しました。なかなかブログに集中できずお休みばかりでしたが、むしろその甲斐もあって無事一つのテーマを完遂する事が出来た訳です。総数288点の大作で、グローバルをイメージする仕上がりとなっています。

まだ詳しい事はお話しできませんが、後ほど私のホームページ【デジガドットジェイピー】にてその一部(PV仕立て)を掲載する予定ですのでこちらをお楽しみに。

デフレ脱却を掲げているアべノミクス政策について、まだ先行き不透明な面も見え隠れするものの今のところ他の多くの国からの評価は上々。世界市場を取り巻く国内のGDP基準(プライマリーバランス)に寄与している事は確かです。

このまま順調に推移し続ければ、デフレ下の日本がここしばらく遅れを取ってきたその持ち直しの機運も然ることながら、政府の積極的な市場介入や企業支援、技術開発費などへの税投入が更なる海外への販路を急拡大させて行くと考えられます。

そんな動きの中で出てくる言葉が「グローバル」です。まさに今回私がテーマに選んだコンセプトですが、とにかく今のムーブメントを如何に先取りして行くかが勝負所と言えます。半ばどん欲に攻め込むという意識を持って取り組んできました。

過去色々と「売れない」「安い」「生活できない」などマイナス要因をしつこく書いてきましたが、同じ家業の方にとって今作がそんな窮状から脱却を試みる一つのヒントに成り得るかも知れません。

何と言っても私自身が実感したい希望のテーマである事は言う迄もありません。是非皆さんも今という「潮流」を捉えながら、柔軟に意識を切り替えて挑戦しては如何でしょうか。

最近はストックフォトの価値が極端に低下してきていますがそれは何故か。似たような画像が余りにも多すぎるからではないかと推測します。風景写真しかり、人物スナップしかり、良いものであっても全体の中にまぎれちゃっていると思うのです。画像を探す側は極度に溢れる類似画像に甚だうんざりさせられている筈です。

旬のキーワードから如何に新鮮かつ斬新で面白そうな画像を生み出せるかが肝心です。これからは従来の自らの殻を破って新たなジャンルに挑戦する勇気と行動力が生死を分けていくと思いますが、データ収集にもきっと役立つこと受け合いです。


何とな〜く元気出ました?




フォトエージェンシーの今後の展開に期待

→2016.6.8付_ストックフォト現状最新版『為になるシェア第六弾。『トップクラスのストックフォト参加者が驚きの収入を公開!』はこちら。

5月もそろそろ半ばを迎えて東西地域共に穏やかな気候に恵まれてまいりました。桜前線も今は北海道辺りでしょうか。関東一円はすっかり新緑の季節です。晴れた早朝の散歩など、まるで軽井沢か那須高原を散策しているかのような清々しい風に吹かれている今日この頃です。

屋外をフィールドに活躍されているストックフォトカメラマンさんの殆どは今が書き入れ時と思われます。私も含め取材日程、タイミングや機材の選定等そわそわする毎日が連続しています。

ところで毎月の売り上げ推移が気になるところですが、皆さんの懐具合は如何なものでしょう。関連機材の購入や移動滞在には結構費用がかかるもので、しばらく売り上げ不振に陥っている方々にはその辺を考慮に入れながらの取材となります。このご時世、湯水のように経費を使えている人は少ないじゃないでしょうか。

自民党が政権を取ってかれこれ6ヶ月が経とうとしていますが、私などは一向にその恩恵に預かれていません。未だデフレのまんまです。外資の動きが最近の急激な円安で差益が顕著となって海外で事業展開されている大手企業などは軒並み黒字転換を果たしているようですが、円安と無関係な内需産業、とりわけ中小・零細企業や個人会社に働く社員(従業員)の昇給は当分先になっていくと思われます。

小規模経営の会社では、比較的社長クラスの立場の人たちは世のマイナス動向下に際しても比較的潤っていたりするのですが、その反面従業員にそのしわ寄せを被らされる事が多いものです。「今厳しいから今年は昇給無し」「しばらく残業はしない」「慰安旅行中止」「悪いんだけど何々〜」がトップダウンで強行されます。その割に社長の息子が高級車を購入していたり、経営者家族がハワイ旅行をしっかり楽しんでいたりと、「何処が厳しいんだよ!」と苦言を呈したくなります。

そういう側面から、さてストックフォト家業ではどうでしょうか。各作家からの画像(動画)コンテンツを集めて販売している代理店さんが仮に経営者側とすれば、私たち作って預ける側が従業員(下請け会社)に当たります。販売店はそれなりに利益を享受し合っている中で、作家はここしばらく貧乏くじを引きっぱなしという感も否めません。

少し前に総務省から「コンテンツ海外展開等促進事業費補助金」という言わば制作者を支援する為の制度の文言が示されたのですが、特にアニメやコミック、ゲーム制作などの現場で働く将来有望な若手作家(クリエーター)の劣悪な雇用環境の改善と賃金の底上げを狙うものです。優れた感性を持ち合わせて活躍しているにも関わらず、その扱いはブラック企業並み。年収が僅か100数万円程度で働かされている事案も少なくないと聞きます。

ところがこの制度はあくまで海外に日本の優れたコンテンツを売り込むのが主眼に置かれている政策なので、私たちストックフォト作家(写真家)には何の効力も持ちません。実際そんな制度で得をするのは先の経営者側であって実際にきちんと機能するのかは極めて疑問です。

では、ストックフォト作家(写真家)は今後どうすれば良いのでしょうか。販売価格は年を追うごとに下がっていき、紙媒体からネットへと商品価値はもはや崩壊寸前と言うしかありません。つまり、こちらからの策が既に出尽くして事切れている状況下では手も足も出ないのが実情です。

最後に残された手段、それは当のフォトエージェンシーが繰り出す新たな展開に期待する事です。いくらそこそこの利益があるといっても売り買いに変動の大きい業界故に危機感は感じている筈。コンテンツ生みの親でもある作家を蔑ろにして代理店だけが発展する訳もありません。

やはり作家さんにも潤って頂いた上で全体の運営(お金の流れ)が成り立つというものなので、コンテンツの未来の姿を再考しつつ、次代に即したビジネスの仕組みを改めて構築し直して頂けることを切に希望します。早急に。

このブログを読まれたストックフォト代理店の方およびエージェンシー協会の重鎮、面白い試みなどお持ちの方がおりましたら是非その筋へご提案を頂けたらと存じます。


結局私自身は、今のところ何一つ良い手が浮んで来ないという事です。

CG素材作っている間にGWは終わった

今年のゴールデンウィークはどう過ごされましたか。前半後半共に春の暖かな日和(暑いくらい)に恵まれて、日本各地の観光地などは大盛況だったようですし、つい先日に世界遺産にほぼ確定した富士山周辺も予想を上回る人手でごった返したと聞きます。

ところで私、この連休中は普段と変わらない仕事三昧で終わりました。急ピッチで進めているCGの新作を予め予定している段取り通り淡々とこなす毎日。振り返れば、半日程度家族の希望で近くのジャスコ(イオングループ)に買い物に出た程度かな。という実にお粗末な家族サービスに終わった情けなさが残る今日です。

さぞ仕事に集中できた日々だったのではとお思いになるかも知れませんが、正直なところそれほど順調だったとは言えません。私の場合、始めに画面の要となる3D素材を制作したものを共に組み合わせながら事前のイメージを形にしていく手法をとっているので、とにかく最初の素材が出来あがらない事には前に進まない訳です。

画像1点に掛かるレンダリング(成形)時間が時に半日以上に及ぶ事が多々発生します。一時に同じテーマでバリエーションを数点制作していくのですが、透明度やリアルな空間生成など緻密な計算を要するレンダリング設定にすると通常の数倍も時間が掛かります。実際に経験されてご存知の方もきっとおられるでしょう。

「もっと高速処理が可能なパソコン買えばいいのに」と、ご指摘もある中でこの程度は苦労話にもなりませんが、一応完成まで予定の半分まで来たという状況です。前回もお話ししましたが、このところのストックフォト業界に元気がありません。

新聞や雑誌など主な書籍の類いを見回してもストック画像を見かける機会がめっきり減りました。どんなに広告向きに繕ってもお客さんの目に留まる確率は微々です。というよりは始めから探していなかったり、単にネタ探しをしているだけかもしれないのです。

例え取っ掛かりはそうであっても、思わず当初の企画を変更させられるほどの力を発揮できる作品素材を作らねばと、本日、改めて心に誓うのでした。


ストックフォトの売価が年々下がっていく

またまた前回の続きになって恐縮ですが、なんでストックフォト素材の価値が年を追うごとに下がっていくのでしょうか。現在は高速のネットワーク通信を使って必要な情報をリアルタイムでチェック出来てしまうので、有効と思われる同じような作品が短期間で制作されて多くの代理店に大量に預け入れされてしまう現象が起きています。

そうなると審査が厳しくなるのは当たり前で、セレクト担当者にすれば「もっと違った視点で捉えた画像はないか」として、売れ難いような特殊な画像だけがピックアップされていくという本末転倒な状態に陥ります。同ジャンルの作品点数が余りにも多いために、自分の番がなかなかやって来ないという悪循環に見舞われる事になります。

多くの代理店では既に似た画像が溢れてかえっているので、制作に掛かる費用がかさむほど利益が追いつかなくなる事も。勿論格安を謳うマイクロストックの台頭もあります。使う側にしてみれば安いにこした事はなく、デフレ下ではそちらへ流れるお客も当然増えていきます。

更に、最近の広告はスマートフォンやタブレット端末など、広告経費を押さえながらより効果的な媒体へと徐々にシフトされてきました。これまでの紙媒体で一画像借りるのに数万円掛かっていた経費が数千円程度に抑えられる上、競合他社と普段から重複し易いロイヤリティフリー画像に於いては皮肉な事に、更新の頻繁なウェブ環境が重複(バッティング)防止に繋がるのは勿論、画像の購入が小サイズで安値という事も相まって使い捨て感覚で気軽に活用できるというメリットも生みました。

ここで特に心配な事は、デザイン事務所内で社員など当事者が直に画像素材を作れてしまう事です。このところの技術の急速な発達でPCのスペックがフルハイビジョン動画の再生と編集を容易にしてしまい、初心者レベルでも扱える編集ソフトがアップストアやクラウド等で簡単かつ安価で手に入ります。

外部への出費を節約できると共に、少なからず従業員のスキルアップにも繋がる訳ですが、実は当の制作会社では、最近富みに増え続けるライバル企業に対抗するだけのプレゼン力が極度に求められています。どこにでもある画像を使って「どうですか?」はもはや通用しないかも知れません。勝つ為には他社を超えるオリジナリティを前面に押し出して訴求せざるを得ない現場の空気が伺えます。

要するに従来型のストックフォト事業がここに来ていよいよ新たな局面を迎えたと言えます。仮にアベノミクスが成功して景気が回復したとしてもストックフォトの売り上げが元の形まで戻る確率は極めて低いと思われます。残念ですが、そんな感じしませんか?現状のままで単に画像の質を上げても、あるいはRM(貸し出し型)へ販売形態を変更したとしても打開はまず難しいのではないでしょうか。

我国には日本写真エージェンシー協会という同業間の連携組織が存在していますが、正直上手く機能しているとは思えません。違法にコピー拡散させる者や無料配布、超低価格販売への規制が叶わないなど無法者は今なお野放し状態であり、中には厳しい経営難の為、売り上げがあっても殆どを報告(作家への支払いを)せずに搾取している事だって考えられます。まさに作家側はやられ放題です。


以前、「インディペンデンスデイ(独立記念日)」というSF映画がありました。凶悪な宇宙人のある一団が地球を乗っ取りに来るお話なんですが、終盤で二人の主人公が敵母船に乗り込んで相手防衛システムをコンピュータウィルスに感染させ敵を倒すというものでした。途中、捕らえられた宇宙人がテレパシーを使って時のアメリカ大統領に話しかけるシーンがあるのですが、直後の大統領のセリフはこうでした。

「こいつ等に和平はない。宇宙を彷徨いながら見つけた星々をむさぼり尽くしては更なる餌食を求めて移動していくだけだ」。

もうやっつけるしかないですよね。


ご来場者

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写真家・CGクリエーター:石関ハジメ

Author:写真家・CGクリエーター:石関ハジメ

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