デジカメ業界の将来像2

ニコン Df

あれだけ休稿していたにも関わらずなんと2日続けて書いてしまいました。

本日午後1時に早速ニコンサイトに行って見た所、出ていました。「Df」と刻まれたプレートのfは往年のあのFシリーズを冠しているのでしょうか。私の想像通りの外観に実は残念と言わざるを得ません。まさしくこれはあの「FM」なのです。

少なくとも手触り感はかつての銀塩カメラらしい感触を持ち合わせていそうですが、所々に安っぽいプラスティック素材らしき質感が見え隠れしており、ここまでやるんであればもう少し金属の凹凸にはエッジを効かせて欲しかったなと感じました。

さて中身ですが、ニコンの最高峰であるD4をベースにセッティングされているようなので画素数が同16.2メガながら写りの滑らかさ(ラチチュード)やレスポンス、ノイズレスの完成度はプロ仕様と言っていいでしょう。価格はちっと高めのボディのみ28万円と張りますがD4と比べればほぼ半額で手に入る訳で、クラシカルなカメラに日々憧れているユーザーは結構いるのではないかと思われます。ただし、静止画への注力からか、動画機能はありません。

防塵防滴性能もあのD800クラスとありますので荒天でも比較的安心して持ち歩けそうです。ただどうでしょう。はい、正直私は購入しません。正直今のご時世1600万画素は頂けません。2400や3600万画素超(長辺6000ピクセル以上)が当たり前になった状況を鑑みてとても買う気にはならないのが本音です。

私の場合ストックフォトという仕事がら他の作家さんの殆どが高画素で勝負していますし、画像の利用先がポスターやビルボードの場合、お客さんはやはりセミ判以上の解像度を求められます。なのでいくら柔らかい質感で再現されるといっても伸ばしが苦手なカメラは使えないのが現状です。

どんな目的で画像を購入するか分からない訳ですからまさに大は小を兼ねていなければ勝負にならないという事なのです。

とにかく今日ニコンからデジタル一眼レフカメラの新製品が登場した訳ですが、皆さんの感想はどんなものでしょうか。昨日も書きました通り大概の場合カメラが何かしくれる事は殆どありません。結果は撮影者自身に委ねられてきます。何せ能動的な代物だからです。テレビのようにチャンネルを換えさえすれば好きな番組が観られるほど楽じゃないのです。

撮影は言わばテレビゲームで幾つものステージを必至になって攻略していく行為に近いのかの知れませんね。撮影慣れしていてもその都度結構神経使うものです。なので、今回の新製品「Df」はクラシック好きでライカのような高級カメラが容易に買えるご年配の富裕層をターゲットにした商品ではないかと予想しました。まあそんなところです。

やっぱり度肝を抜く面白い製品ってなかなか出て来ないんですね。もしかしたらと、多少は期待したんですが。他社もきっとこんな程度の製品なんでしょうが、是非とも全社上げて斬新で破天荒でこれまでの常識や限界を覆すような未来の「何か」を世に送り出して欲しいものです。

以前何かのイベントで韓国サムスンが発表した「スマホ付きカメラ」なんてのは論外ですが、もっと革命的なサービス連動型商品があってもいいと思います。Wi-Fiやネットに繋がるは当たり前で、太陽電池式もつまらない、自動車の車載機になるのも余り意味ないし、アクションムービーのように頭に付けてまで撮影はやらないでしょうし、ニコンのD5300をはじめGPS内蔵も既に登場しています。じゃないんですよ。

もっと凄まじく画期的な道具、そこなんです。余談ですが、4K動画なんて本当に流行るんでしょうか。一般カメラが4Kムービー撮影出来ても、だからどうすんのです。一部のマニアが喜ぶ程度では市場として成り立たないどころか舵を大きく切り損なえば今だったら会社が潰れるかも知れません。

栄えあるトップメーカーが従業員を数万人も抱えていて誰一人良いアイデアが出て来ないなんて残念な国です。みんな大学で理数や工学学んで出て専門知識もあるのにどうしてなんでしょう。大学院生どうした!そうか!真面目すぎるんだ。冗談言えないんだ。マーケティング重視で上司が下の意見を吸い上げない風土なんだ。「お前馬鹿?」みたいな返しで終わっちゃってるに違いない。

とにかくそこから変えてかないとクールジャパンの未来は暗い。


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