ネットに支配されるストックフォト

actors scene_ネットイメージ


通信ネットワーク時代の代償>
遂に今年も最後の月12月を迎えました。既に半ばも過ぎいよいよ年の暮れといった風情がそここに伺えます。街はとっくにクリスマスムード一色でありホームセンターの入り口には模造ツリーにドア掛けリース、屋外用電照飾りもピカチカと派手に目立って展示され店内はお馴染みのクリスマスBGMの嵐で騒がしいほどです。

もちろん日本情緒たっぷりの正月飾り他関連アイテムもしっかり目に入ってきます。何はともあれ世間一般にまだまだ日本は平和なんだとそう感じる年の瀬に溢れていましたがしかし人の入りはいたって低調で閑散としておりお祭りごとに水を指す光景はきっとどこも似たところなんでしょう。生活ぶりとして懐に余裕が出てきたとは到底思えない訳です。

ところでストックフォトライフを嗜む皆さんにとって本年2019年はどんな年だったですか?マイクロストック台頭が相変わらずの中今や老舗大手も自らが推し進めるマーケット死守の躍起感その焦りが露骨に伝わった一年かも知れません。とにかく今や当たり前になったネット通信網の更なる広がりによってあらゆる分野の様々な立場の人たちが分け隔てなく容易に繋がり且つそこに突如として新手のビジネスまでもが生まれる。

それは絶えず気の休まる事のない無限の疎ましささえも感じさせ即ち『人間の知見をひたすら越え続ける変化の速さ』に尽きると言えます。もはや60歳を超えた初老には到底追いつけない革新的商品サービスが怒涛のごとく登場し時にあるものは一瞬でその舞台から消えていく、自身そんな印象を抱くでしょうか。


数(かず)プラスαが求められるストックフォト>
我々はもはや止まる事を許されない『ネットの網の目の中で生かされている』に違いありません。眼前を目まぐるしく行き交う光の帯びそれは途方もない大容量の塊ビッグデータ、我々が提供するビジュアル素材分子も大いに含まれます。仮にそこに値打ちを見出すとすれば事知れぬ『数』であり単に『優れたもの』というだけでは通用しない世界と化しました。

自らの戒めとしても当然ですが今はことさら新製品を如何に短時間で次から次へと投入できるかにかかっており最終的にはより多くの在庫数が勝負を決めると言っても過言ではありません。売り場サイトでは更に進化を遂げたAIシステムが常に目を光らせユーザーサイドの打ち込んだキーワードを俊足で極めて明確に検出する中、その限りない微塵から自身の作品を唯一確実にヒットさせる必要に迫られます。

例えば『地球』と検索をかけた場合、過去にひと塊りとして収めた数点がこれまでに何度か売れたとしても今だと直近で人気の高い『地球素材』に押されてその都度セレクトから外される不運は付きものです。これではいつまで経ってもユーザーにそのあなたの地球は認知されず代理店側にとってもいわば宝の持ち腐れ、結果代理店は「人気優先」策に溺れ作者にすれば「売れないなら作らない」となるのです。

今考えつくあらゆる地球パターン(似て非なるもの)をバンバン作って預け続ける『数に走る』意味がまさにそこにあるのです。とはいえ季節にちなんだ素材がもはや溢れんばかりに揃っているご時世とてどこかの誰かが毎年その時期になると同じ絵柄を再び納品される訳ですが、変化=『新鮮さ』故の売り場の際立ちもまた客ウケに必須なファクターと考えます。

多分ですが今年の私のタイトル制作数は例年に比べて殊の外多かったように感じます。一つの目標として売れても売れなさそうでも兎に角大量入荷すると決めた1年でもありました。いつ花開くかは未知数ながら兎にも角にも『経験と実績が一番』と見得を切って早丸11年、この地道な努力がいつしか実を結ぶと信じ決してへこたれず前向きに頑張り続ける信念のもと「己の領分上等」で迎えた『決意の年末』と言ってもいいでしょう。


ご存知です?CG素材の最新作>
今月2日公開の新作素材『ACTORS SCENE』(アクターズシーン)はご覧いただけたでしょうか。今我々が抱える皮肉にも似た現代社会の様々事象をフィギュア達の巧みな演出によってつぶさに可視化しています。僅か一文を画面に付加するだけでより一層濃密なメッセージとなること請け合いです。

初めてという方は是非一度以下より直接ご精査いただければと思います。

→DEGIGA.JPサイト内の『ACTORS SCENE』スペシャルサイトをチェックする。


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