ストックフォト講座『より伝わるコンセプトで勝ち抜け!』

CG素材の使用事例:あるじゃん『ALL About マネー)記事より
CG素材の使用事例:あるじゃん(ALL About マネー)記事より


生意気にも『講座』と銘打った今回の投稿内容ですが、ガンガン売れてる作家が言うならまだしも大した実績も上げられていない私ごときですが何卒お許しください。

より掘り下げて解説します>
さて実に『講座』と言ってもこれまでに何度となくそれなりにストックフォトで売り上げアップ「こんな工夫はいかが?」的な記事を書いてきたと思います。そのひとつと思っていただければ幸いですが、具体的な戦略として迫るのはそれほど多くありません。どうしてか、それは自らの敵を増やしかねない危険性をはらむからです。

今のストックフォト業界を思うに作品をタダ同然で集め結局利益が安定しているのは販売代理店サイドであって時代の変化とともに苦しめられるのは決まって預け入れ側(作品制作者本人)という残酷な現状であり、またその改善の兆しも一向に聞こえてきません。より早くより安くをモットーに勿論お客様あっての物種なのでどんな業態でも食うためには仕方ありませんが、作る側とそれを集めて売る側そして買う側更に最終利用者側ともっと上手い具合にバランスが取れて欲しいものです。

そんな酷な流通に文句を言いつつそれでも個人でやれる対策がない訳ではありません。きっと皆さんもそれとなく制作に伴って絶えず場の空気を感じながら改良を加えていると思われます。その一助となれば幸いですが、今タイトルの『伝わるコンセプト』という概念はお持ちでしょうか?これは言わずもがな写真撮影でもCG制作どちらにも言える事です。

実写の場合で言うなら何か気になる被写体に対してレンズを引っ換え取っ替えしアングルを色々と試行錯誤して捉えてみたところでそれが本位として利用者が真に求める内容(絵)になっているのか、まずは自らがそこに疑問を抱く事が売れる要素見極めの重要なポイントと言えるでしょうか。どこかの写真雑誌を眺めて「こんな風に撮りたい」が先行し闇雲に追いかけてもいい結果は出難いものです。

ストックフォト素材の三大要素とは>
ストックフォトはあくまで素材ですのでそこに徹するとすれば⓵如何に使い勝手がいいか、⓶一目でその目的が可視化されているか、⓷素材自体が魅力的か、に掛かってくると私は考えます。これは売れるためのストックフォト素材『三大要素』と言っても決して過言ではありません。

上掲画像を改めてご覧ください。先日スマホでググっている際偶然見つけた自らが制作したCG素材ですが、こちらは近作『BACKBONE(バックボーン)』中の上昇イメージの矢印作品です。さてこの画像素材は何が良くて最終的に購入に繋がったと思われますか?単純な話、つまりは使用目的が金融アナリスティック系情報関連であったからです。矢印は方向を表す実に分かりやすい記号といえますし下向きならマイナスイメージ、右ないしはやや右上がりであれば時間軸に沿った上昇機運をイメージさせるでしょうか。

分かりやすさと独自性について>
ただこの程度の画像は結構な作家さんが既に多くを制作し且つ売り場のフォームに『矢印』『上昇』と検索を入れさえすればこれでもかという物量で出てくる筈です。それでも何故この画像なのかと言いますと、あくまで私の想像ですがあたかも『写真的』だったからではないかです。一般にCGというと完全パンフォーカス(手前から奥までジャストピント)で表現される場合が殆どで肌触りが何処となく冷たく空間に於ける写真的空気感が出辛いものです。

しかしながら今回のこの素材はあたかもカメラで捉えたかのような焦点の浅いボケ感が存在し全体にふんわりとした温かみさえ感じ取れます。購入の際差別化されたその辺りに興味を惹かれたのかも知れませんが、あとはダーク調色合い、横位置であったこと等が決定判断に至ったと深読みもしてみました。

CG画像生成時に写真的なムードを醸すというのは結構大変で一つ作るのに通常(パンフォーカスタイプ)に比べて数倍の時間を要します。写真であればバリエーションを含めても大抵はワンカット数分もあれば完結するでしょうが、マシンの性能や生成時の複雑さ如何では更に多くの時間を要してしまう時もありますので謂わばある種売り場で見当たらない希少価値も同時に購入していただいと思えるのです。

需要を見極めてこそ>
やや横道に逸れた感はありますが、売れるための『コンセプト』を再度振り返ってみましょう。売れる売れないの境界線は『需要』が有るか無いかに絞られます。今何が活況で、どういったビジネスが今後も含め注目されていくのか、その背景となる絵柄に相応しい『コンセプト』をどう探り表現に繋げていくのか。兎に角お気に入りの高級カメラは一旦肩から下ろしてこれまで辿ってきた過去を振り返り何が売れて売れなかったかを今一度再考してみて、場合によって今の分野から一旦距離を取るなど今後するべき事に思い切った割り切りが必要になるかも知れません。

このストックフォト素材分野で売れるためにはやはり商品をPRするメリット即ちそこに関わる企業の思う『コンセプト』の分かりやすさが重要でありそこは欠かせない要素に他ならないのです。『ニッチ』商法をご存知でしょうか。今はその逆の『コモディティー社会』と言われておりほぼ同じ商品やサービスが巷に蔓延してそんな商材に興味が喚起されず売れ難いとされます。

そこは『ニッチ』というライバルの少ない特異な商品を求めているという世間が発するサインと解釈もできます。『コンセプト』を際立たせる秘策を自分のものとして昇華させる事がより人気の素材に結びつき、それこそが今求められる貴重なストックフォト素材になり得ると私は考えます。

→DEGIGA.JPサイトでタイトル『BACKBONE』素材をチェックしてみる。



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