代理店が欲しがるネタとユーザー思考 - ストックフォト2018

代理店が欲しがるネタとユーザー思考

タイトル:ELEMENTS EX PROJECTからの抜粋


一週間ぶりのご無沙汰です。前回は『既存ストックフォトの打開策』についてより具体的なマクロ視点で迫ってみましたが如何だったでしょうか。確かにこんなご時世ですからユーザー思考はより様々てんでんばらばらであり何か一つが大当たりするという可能性は皆無に等しい訳です。

なので今以上に価値あるネタを絞り込んで集中してその周辺を徹底的に確率重視で攻めてみるとか、代理店関係者との結びつきを強化してみたりと、できる事考えついた事をそれなりに試行錯誤を繰り返しつつあらゆる方向性を以って実験していく以外後にその積み重ねがプラスに転じる策などそう簡単には見出せるものではないでしょう。

ところでどの代理店でもそうですが、契約作家さんに定期不定期に関わらずちょっとしたアドバイスというのか、素材制作(撮影)のヒントというものを提供していると思います。例えば季節の様々な催事であるとか、風景のベストシーズンとその地域、今ウケそうなネタを所謂『伝授』してもらえる事は制作者にとってそれなりにありがたい事は確かでしょう。

しかしながら、これは以前から作家同士の間でよく言われている事ですが、そのようなネタの提供は実際に試してみると思いの外てんで売り上げのあてにはならないというのがもっぱらの定説らしいです。結局代理店側に立ってみれば分かる事ですが、つまり『今うちに無いもしくは不足していて他社に遅れをとっている、だから在庫をもっと増やしたい」と、まあここんとこが本音では無いでしょうか。

またある作家さんはこう言います。「桜とか富士山とか一杯有り過ぎるくらい有ってこれ以上在庫したく無いからむりやり別のテーマに振っているだけ」確かにそれも一理あると思います。アマもプロもほっとけばササッと撮れそうなものに集中しやすい訳なので、どうしてもある時期同様の素材がわんさか送られてくる傾向はあります。

代理店といえばもはや総合素材の集積地になり得ないと生き残れ無い状況でもあり他社を圧倒する在庫量に加えテーマとそのカテゴリーを豊富に用立てられる事が求められます。過去に廃業していった当時のそれなりの知名度を誇った多くの老舗代理店がバタバタ倒れていった背景に素材の量や種類の偏りに端を発しその物足りなさからユーザーの流れとして徐々に大手に一極集中していった。そこに畳掛けるようにマイクロ勢の安売り事業の怒涛の参入で事切れたと、大凡そんな感じなのかな?

作家さんもだから代理店の求める素材を素直にちょこちょこと撮り集めていたのではきっと上述のかつての老舗と同じ運命を辿る気もしています。日頃からお世話になって恩恵もまま享受する代理店さんに文句を言いたい訳ではありませんが、それじゃあお祭りを撮ったら売れますか?カレーライス撮ったら売れますかって話です。今更有名観光地の絶景撮ったってそれすら既に五万と有って正直要らないんです。

だって大手だとどこも在庫が一億点に迫る勢いな訳で無いものは無いくらい揃っていてあとどうしろと言うのでしょうか。結局何を預けてもその都度のタイミングで同じテーマをやっている作家同士て取り合って分散するのみなので一人が大いに稼げる時代はとっくに消滅、今更希望を抱く方がどうかしていると自身もほとほと呆れ返っています、いや失礼。

その代表格がマイクロストック作家と思っています。一点売れて25円、×100回で2,500円。各社に分散してその一部を一社独占で売っていたとしてもせいぜい月2〜3万程度がいいところ。それでもその作家さんはきっと売れてる方の口じゃないでしょうか。大方数千円とか預かりが少数なら数百円どまり。この現状で頑張って貯めて将来に花咲くなんてありっこしません。

『搾取』とは人聞きが悪いですが、一つのビジネスモデルを鑑みれば力の関係でどうしてもより利益を上げたい預かる側(代理店)の思惑で商売が成立します。それなりの自販システムを用立てさえできればあとはタダで勝手に作品が集まって好きな値段で売ればいい。たったそれだけ。アドバイスと称して時よりセミナー開いたりで「こんなのが売れま〜す、どんどん預けて」って言ってれば上等だよね。

そして今回の私の答え、「業界が求めるユーザー目線で考える素材制作がベター」です。第三者の思惑に囚われ無いひとつの確かな到達点を目指す事でそこに唯一無二の正解を導き出すヒントが豊富に隠れていると思ってください。あなただけの画期的な発見と表現方法がそこに息づくのです。そしてそれらの塊(かたまり)は「じわじわと売れてくるのです」きっと。



タイトル:ELEMENTS EX PROJECTから抜粋してみました。どうですかこの絵ズラ。代理店が具体的に「これ作って」なんて絶対言ってこないCG素材ですよ。作った本人だって出来上がるまでどうなるか分かんないんだから。でもある程度それなりに的(まと)は得ていそうでしょう?

→DEGIGA.JPサイトでタイトル:ELEMENTS EX PROJECTをチェックしてみる。


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