RM(ライツマネージド)素材は復活するか - ストックフォト2017

RM(ライツマネージド)素材は復活するか

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久しくRM(ライツマネージド=本質貸し出し)素材について語っていないように感じます。今や画像(動画)素材の殆どが広告のネット配信が著しい中、もはやその使い捨て当然を建前にどれもがピンキリ価格で販売されている情けない状況といえるでしょう。

大手企業でさえ入れ替えが頻繁なリスティング広告を中核とするネット配信であれば、その都度なるべくならローコストに抑えたいが心情な訳なので画像素材などある程度目的に即していればマイクロストックもしくは格安なサブスクリプション購入(数量と期間がセットのまとめ買い)が順当と言えます。

上掲画像:amanaimages預け入れRM素材(00330000871A

それではかつて普通に繁栄していた上述のRM製品は今どうなっているのでしょうか。実際のところ私のこれまでの販促データでしかお応えは出来ませんが、ここ数年は兎に角毎月の売り上げの中のほんの数点という有様です。それでも全く売れていないという訳でもなく微々たる数字とはいえ取り敢えず利用される方は今もいらっしゃるという事です。

世間一般では印刷媒体が急減しているもののそれでも大手書店の棚に溢れる書籍等々の出版物の膨大な量からして、そこはまだまだ利用されていて当然ですし表紙への活用であればなるべく広く出回りずらい絵柄を選択したい筈なので、必然的にある作家から直接拝借するもしくは所謂RM素材に行き着くのだろうと推測もできます。

RM素材の場合は勿論金額もそこそこよく私について言えば用途やサイズ・貸出期間によって一点が数万円から時に数十万円に達したりもしてそのお陰で悪い月の底上げに繋がったなどこれまで何度となく助けられています。最近も今年に入って一度だけ10数万円で売れた月がありました。こんな話をすると底値販売を主とするマイクロストック会社お抱えの作家さんの耳には疑わしく聞こえるかも知れませんが神に誓って本当です。

以前もこのブログで書きましたが、「超低価格ギャランティのマイクロなんかやめて大手老舗ストック会社と契約チャレンジしてみたら」を事あるごとに言っていた記憶があります。私が時々チェックする有名どころのマイクロ会社サイト上に並べられる写真素材に関して言えばそのセンスや技術はここ数年プロアマ関係なくかなり拮抗しているなと感じています。

私から言わせればその力量があって実にもったいない訳です。聞くところに「売れない売れない」と嘆く人も多いようで、それはそんな販売代理店側の販促システムに問題があるから売れないのです。簡単に言えば「そのものズバリ、お金まわりの悪いケチな分野に売っている」という事です。

確かに力不足で売れない人もいるでしょう。それがテーマのズレかそれとも捉え方なのか、はたまた安易なスマホ撮影が原因なのかは知りませんが『売れない』にはそれなりの立派な理由が存在します。少なくとも力があってそこそこ広告素材の何たるかを理解している人で同様に『売れていない』とすればやはり代理店とその販路に問題があると思われるのです。

同じ数量が売れてその差が歴然と違っているのもまた事実です。仮に10点売れたとしましょう。マイクロでは高々一点¥2000が精々で大半は先の『まとめ買いコース』で一点¥100前後になると思われますので、全体でいいとこ¥2〜3000も行けば御の字なのでは?片や老舗大手代理店経由だと最低でも一点が¥2500〜5000ほどになり単品売りの通常価格なら売り切り御免のロイヤリティフリー素材でさえ¥7000〜10000強の値が普通につきます。

であれば掛ける10倍ですから少なく見積もったとしても最低¥50000以上は間違いなく確保できるでしょう。売り上げダウンで日頃嘆いている身とはいえ、ただこれでは当たり前ですが正直家族持ちの私は生活していけません。なので毎月何点販売されて最低どの程度の報酬を頂けているかは察しがつくと思います。当然プロで食っていくという事は商売の何処を追求していくかに掛かってくる訳で、もしかすると私なんぞよりバッチリ稼げる人が未だマイクロでピーピーしていると思うと実に残念でなりません。

ここで今タイトルのRMの話題に戻りますが、それでもそこはやはりRM販売レベルの素材が求められます。預け入れ窓口のセレクト担当者さんは高学歴であり都内中心部でお給料を頂けるほどに高度で専門の知識を持ち合わせ極めてその感覚に優れており広告の現場を経験上相当に熟知しています。時代の変化でしょうか、私などもここしばらくはその厳しい審査を悉く体感していて仕入れ素材を300点としていいとこ2割の60点弱、酷い時は10点行かないなどという事も頻繁に起こっています。

相当に壁は高いと思いますが、預かってくれさえすれば望みは高まります。そして次の関門がその預かり総数です。私は現在、概ね国内大手3社に預け入れしていますが、多く預かってくれているところでおよそ12000点、ご存知のあのセレクトに厳しいアマナさんでも動画も合わせれば6000点ほどにはなるでしょうか。

上手いこと攻めている作家さんであれば3〜50000点超在庫されている人もいると思われますので、こんなご時世でもそこそこ潤っていて何ともやるせませんが、目指すはあくまで売れそうな素材を最低でも10000点というところでしょうか。また話題が逸れましたが、まさにRM素材とは『売れそうな』が最重要キーワードになります。どの業界分野がどれほど予算を立ててそんな効果的な素材を探しているのか、想像してみてください。

今後間違いなく流行りそうなサービスや商品、常にアンテナを張って世の潮流をすかさずキャッチする事で時に数十万円で取引される素材作りに繋がるのです。何を写し作りどう形にしていくのか、RMの大いなる復権の可能性をこれからも前向きに掘り下げつつ皆で追求し真のプロフェッショナルクリエーターの道を是非掴み取ってください。



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