広告素材のバロメーター!デジ画の日々 ストックフォトのギャランティーの配分について

ストックフォトのギャランティーの配分について

amana_rf-ex

ストックフォト代理店
への作品(私の場合はタイトル単位)の預け入れの多くは、ここ最近では殆どがロイヤリティフリー製品で各社に同じ作品が配分できる非独占タイプ(RF-NE)を自身メインにしておりますが、新作が出来てアップロードもしくはDVDメディアでの送付など代理店によって異なりはするものの、一応の行程が終了した際に連絡がてら仕入れ担当の方にメールで今作品のPRと絡めて色々と日頃から疑問に思っていることなど各種質問をぶつけたりしています。

大概は自社にとって都合が悪そうな内容
について担当者さんも慣れたものでうまい具合にスルーされる訳ですが、時には真剣に向き合ってもくれます。特にここしばらく気になっている事に、以前は比較的高額貸し出しのRM(ライツマネージドタイプ)が主流だった紙媒体全盛から急速な技術の進歩と長い不景気風に晒される中いつの間にかその主戦場はWeb広告などへの小額販売が市場を網羅するまでに変化してきました。

当然今作品を預け入れしている特に個人の契約作家の方々にとっては想像以上の減額ダメージとなっているに違いなく、パソコンやデジタルカメラの高性能化によるところもあってこれまで余り写真に関わっていなかったようなアマチュアカメラマンがストックフォトに参戦した事から、これまでの作品価値は一気にその差を失ったと言えます。いわゆる一般とプロとの境目が曖昧になってしまったのです。

旅先で、
また身近なレジャーで、街歩きのスナップで、四季折々の風景やベストな瞬間がいとも簡単にカメラに納まるに至りました。野球好きでよく耳にする「テレビの前の一億総監督」ならぬリアル総カメラマンという事になり、アマチュアとはいえきっと私の所有しているカメラを遥かに上回る高額高性能機を持っていても全く不思議ではありません。

ある何処ぞのテレビマンの方に尋ねれば「どうしても有料品が必要な時以外は無料画像をDLで入手してる。」などという話もあるようでこれが本当であれば...そう考えると今の私の立場からして実に末恐ろしい訳です。

先の仕入れ担当者さん
との会話の中にも、サブスクリプションをメインにした「格安でまとめて幾ら」の定額販売路線に舵を切るやもしれぬ云々等々と、より現実味を帯びてきた感は否めません。となると間違いなく販売価格は止めどなく下がっていきますし、作家への実入りは一段と厳しいさを増します。特に大口顧客については、まとめ買いを前提に更にお得な割引価格を設定する事も考えられるので、契約上の表向きな配分比率などもはやなし崩し状態にされたも同然です。

売値が安い
から代理店はそのままにカメラマンさん作家さん泣いてくださいでは済まされません。今の情勢から値上げが困難であれば、いよいよここは契約作家の保護を前提にしたギャランティーの配分比率の大幅な改定を促したいところです。上述の通り品質の差が曖昧になっているのであれば、そこはしっかり審査して「ここから上位はやや高配分」にするなどある基準を設けて厳格に線引きすればいい訳で、ましてや作家の人生を一部背負っている代理店の使命立場として、個々の作品が持つ優れた価値の創出とその担保を常に持続できるよう最善は尽くすべきであろうと考えます。

問題なのは、購入作品の使途の役割レベルです。
例えば桜のイメージが使われるとして、バナーやウェブのページ内での小窓程度であれば使う側は桜である事と季節感さえ伝わればそれでOKなので、無料だろうと低価格のマイクロだろうと構わない訳です。よく写真展で見かけるような光の妙技ですばらしい場面が際立った優れた作品は、それだけで観る者を無条件で魅了します。

そのような優れた視点で捉えられたデザイン表現は60〜80年代の広告には多く見られた傾向です。いい広告を打つためのクライアント側の作品選択においてもその意識が媒体に関わらず全体として再び高まることを切に希望します。


本邦初公開RF-EX素材
今回のストックフォト素材は別途依頼されてアマナイメージズ一社独占(RF-EX)で特にタイトルを付けずに預け入れしたCG作品からの抜粋です。もう数年前になりますが当時はこのような傾向のストックが不足していたらしく、グローバル、IT、テクノロジー、通信ネットワークが主とする依頼テーマでした。急遽だった事もあり制作数は50〜60点程度だったと記憶しておりますが、現在も変わらずヒット商品の一角を成している貴重な作品群といえます。機会がありましたら是非ご活用ください。

↓いつものように直リンします。

上部画像_amanaimeges(アマナイメージズ)

下部画像_amanaimeges(アマナイメージズ)

ご不明な点はDEGIGA.JPサイトのCONTACT、もしくはアマナイメージズ販売窓口にてお尋ねください。

表示中のサンプル画像は全て著作権のある正規商品です。透かし文字消去・部分カットなど改変の有る無しに関わらず無断使用は決して行わないでください。何卒よろしくお願い申し上げます。

今言える事は、
実写に比べてCGは強力に差別化できる唯一の自身の資産であり命綱になっているという事です。

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プロフィール

デジ画職人のいっつぁん

Author:デジ画職人のいっつぁん
フリーの3DCGイラストレーター兼プロ写真家です。今のところ殆ど無名ですが、家族共々どうにか食っていけてます。仕事は主にストックフォトで2009年より動画素材も手掛けてまさに三足のワラジと言ったところです。

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