気乗りしない春写真

この数日余り気温が急激に上昇して関東一円は梅の花が一気に咲き誇りました。山間地域ではまだ雪の多い箇所も見受けられ開花はまだのようですが、いずれにせ春がいよいよ本格的に始まったという事でしょう。

ところで私、例年だとこんな陽気になれば屋外にさっと飛び出して季節の風景を撮影している筈なのですが、今年は何故かそんな気にならないのです。ここ数年四季を通じて限りなく多くの風景寸景を捉えてきましたしストック数も代理店各社に現時点でそれぞれ数千点ほどあると思われます。

それだけの量があればさすがに売り上げには事欠かないのではと思われるかも知れませんが、如何せんその真逆です。気温が上がって過ごし易くなれば猫もしゃくしもカメラ片手にアマチュアからプロ写真家に至るまで、適切なグッドタイミングで現場に赴けばそれなりに傑作を掴まえる事は出来ます。

ストックフォトで食べてらっしゃる方達にしても同様で、相当な数のカメラマンの活動が活発化する季節でもあります。勿論この時期は決まって各フォトエージェンシーのトップページには「春特集」「初夏」などが盛んに踊っています。

誘われるままにページを辿ってみれば数万点にも及ぶ春イメージが近作順に閲覧出来る訳ですが、それじゃあ自身の作品はというとこれがページを捲っても捲ってもなかなか出てきません。たまにページ中1・2点混じっていたりもするのですが、何せ数ある中の似か寄ったイメージであるが故にユーザーさんがこれぞとばかりにピックアップしてくれる確率など限りなく0に近いでしょう。

梅や桜・菜の花・新緑等々春にまつわる季語をこれまで片っ端から撮りあさって来た訳ですが、ライバルの増加とともに、全国の有名な景勝地に足を運ぶなど画像のレベルも間違いなく上がっています。そんな方々でさえ地元を離れて継続して遠方に赴く事は非常に困難なため、面白いように売り上げを伸ばせているとは云えません。

そう考えている内に億劫になってしまったというのが本音です。売り上げに貢献しているのであれば、そこから更にテーマを絞って攻め続けていけるかとは思うのですが、努力虚しくただ単に埋もれてしまうのであれば労力や時間、経費に至る全てが無駄になってしまいます。

過去のこのブログでも「個性の発揮」なる謳い文句を何度となくおしゃべりして来ましたが、まさにそんな独自性が画像に込められる画期的かつ新たな季節テーマを今、探っている最中です。


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