Nikon D7200を勝手に評価と要望

昨日、或る情報サイトでニコンD7200が発売されるという記事を見つけました。D7100の後継機という事で今回が前機に比べてどの点を改良改善し進化したのだろうかという部分よりも、まずそのスペックは自身のモチベーションに果たして敵うものであるのかを優先に検証してみようと思います。

とかく新製品が登場するに当たって語られる一般的な記事が当事者であるメーカーさんに偏向した類いの内容である事が殆どで、ただ単に新しい物好きのユーザーを駆り立てるに過ぎずあくまで営利促進が主である事が言えます。予めの契約で広告費等フィードバックが絡んでいるのかも知れないので表立って悪口は書けないと思われます。

だからといって私がここで悪意に満ちた批判をして営業妨害をしようという訳ではありませんが、ただ素直に自分のフィールド上で当機種が有効に機能するのか、また更に利益をもたらしてくれるものに進化したのかをこれまでの実体験を通して評価してみたいと思います。

そして今回を機にそのような内容で辛口になってしまうかも知れませんが、仮にシリーズ化できれば他の同形態のサイトとは一味違ったものになり、むしろ皆さんにとって別の意味で価値ある情報にも繋がるかと考えます。

nikon_d7200

さて、今回発表されたニコンのAPSーCサイズいわゆるDXフォーマットのD7200ですが、前機のD7100とどのくらいスペックが向上したのかというと、正直なところ私的にはどうでもいいなという程度です。

まずセンサー部が「D750」と同じアドバンストマルチCAM 3500バージョン2になって低照度側に若干の余裕ができた事、そして中央1点は開放F8での測距が可能に也やや暗めの特に望遠系ズームレンズでピント合わせでの迷いが軽減された事、常用感度がISO25600に対応した事で暗部のノイズが目立ち難く合わせてグラデーションもより滑らかに描写再現される事です。

この辺りは私が実際の撮影現場でどれほど有効になるかといえば、全くと言っていいほど影響しません。確かに暗部に強くなった事や低照度でピント合わせが迷い難くなったというのは有り難い事なのですが、数値的に言って現場は常に過酷な状況が極端かつ頻繁に起こるので僅かな違いで救われるのかといえば嘘になります。

実際に使ってみれば、多分D7100に毛が生えたぐらいなんだろうと推察されます。私的に今回最も注目出来る点といえば微速度撮影機能の改善でしょうか。これまでのデジタル一眼の動画撮影の弱点は微速度撮影(コマ撮りの連続)に於いて各コマの微妙な露出のズレから生じるパラパラした明るさのガタ付きが上げられます。

今回のD7200ではこのところの一眼ムービーの人気からそこに注力したのでしょうか、明るさを平坦に記録出来るようになったとありました。ストックフォトでの動画づくりも並行している関係で一眼レフで動画を撮影し編集する機会が増えている中で、私などは待ってましたという感想です。一眼レフで動画を狙うというとビデオカメラ同様連続記録(通常はプログレッシブの30P記録)にならざるを得ず20分程度を限界に長時間の記録がこれまで出来ませんでした。(あくまでニコン製品)

今回の機能改善で更に動画撮影の幅が広がると同時に、本体加熱による撮影が継続出来ない冷却時間を待たずとも思う存分微速度表現が可能となります。ただしコマ間に時間的(1秒に対して30コマ分)な空きが生じる訳なのでビデオならではの滑らかさを追求しようとすれば被写体や表現にやや制約が出て来るのが唯一のデメリットでしょうか。

視野率が100%なのは下位機種には無い魅力であり、8000分の1秒の高速シャッターがある事で明るい開放値のレンズでも晴天時でボケ味を活かした開放撮影が可能です。こちらはD7100の継承ですが。

私は現在、この下位機種であるD5300を常用しています。こちらの最も有り難いところはGPS機能を内蔵している事とバリアングル背面モニターである事です。ストックフォトでは預け先が示した作品情報を記述しなければならない面倒な仕事が絶えず付きまとってきます。

風景写真などでは以前に比べ撮影場所の記述もより明確にしなければならなくなりました。これまでは一々メモ帳を片手に車載ナビの文字を写し取っていた事からたまに書き損じが起こり後日編集時で混乱する事が多々ありました。カメラに測位機能が内蔵された事でほぼ正確な地点が解るので非常に重宝しています。アドビライトルーム5との連携では住所の詳細が表示されるので作業短縮など助けられています。

D7200(7100)は外付けで測位可能ですが、バッグ収納時の着脱や取り付けたままの持ち歩きが嵩張って厄介。

縦横無尽に可変するバリアングルの搭載も見逃せません。地面に押し付けるような超ローアングル撮影時などで可成りの活躍ぶりです。例えばそそり立つ巨木の撮影、ギンリョウソウのような小さな草陰の植物撮影などこのバリアングルが威力を発揮しています。視野率は95%でやや周囲はケラレますが実質問題はなく構図に苦慮する場面は殆ど無いと言っていいでしょう。

そのような事から、私はこのD7200の購入に躊躇いがあります。ストックフォト代理店側の必要条件がD7200以上という事であれば仕方ありませんが、まずそんな事はありませんし例えフルサイズ機で預けたとしても売れ行きに影響は無いと思っています。要は内容です。只でさえ2416万画素(長辺6000ピクセル:60MB超)のデータ量がある訳なので断られる理由が無いのです。

私が求めるDXフォーマット最上位機種の条件は以下の通りです。

1、GPS機能内蔵で測位システムの地点キャッチの高速化

2、マニュアルフォーカス撮影時のファインダーでのピント合わせの明瞭化(画面拡大や輪郭マーク等)
※一見合っているようでやや甘かったりする事が多くオートフォーカス撮影後一々液晶モニターで拡大確認している自分が変。速写性にも欠ける。

3、オリンパスさんが今回発表した5軸手ブレ補正機能を超える垂直水平斜めクロス(X方向)のズレ補正を加えた9軸手ブレ補正機能の開発と導入。

4、取り付けが固かったりレンズ後部が本体内部に接触するなど旧型マウントレンズの使用も可能にする取り付け部の工夫
※旧レンズだからこその味わいや癖を作品に活かす事も表現上重要ではないか。むしろ今そんな需要がカメラマニアの間で高まっている。

5、ワンタッチ開閉フード内蔵の高輝度・反射抑制バリアングル液晶モニター。
※フードは遮光に加え折り畳める事で特に寒い時期では息が掛かっても液晶画面が曇らない、撮影時は鼻の脂、移動中は指紋や傷などが付きにくい。極薄設計でパッと開いてパッと閉じれば最高。

この他にも思い出せばまだまだ結構出て来るかも知れませんが、取りあえず特に気になっている事を書き出してみました。皆さんの参考になれば幸いです。

早すぎますが、上述を踏まえたD7300に期待。

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